今までの研究

酸素不足によるリスク

酸素は、人間が生命を維持するために欠かせない要素です。
しかし、ストレスや加齢によってほとんどの人が酸素をしっかりと摂取できていないという事実があります。

加齢や運動不足、ストレスなどは、心肺機能(肺活量)を低下させる原因となります。
肺活量の低下で全身に酸素を供給できなくなることは、
あらゆる症状や病の原因となります。

糖尿病 :
糖分が血液中に残り、エネルギーに転換できなくなり
発症する可能性があります。
高脂血症 :
コレストロール (脂肪) が血液中に残り、エネルギーに転換できなくなり
発症する可能性があります。

高濃度酸素の効能

高濃度酸素の吸引は、以下の4つの体内改善が見込めます。
1 血流促進
高濃度酸素も吸引することにより、血管を拡張する作用がある一酸化窒素を血管内に生成することができ、そのため血流が改善されます。
血流促進によって、たくさんの栄養素を身体中に巡らせることができます。
2 基礎代謝の向上
基礎代謝が亢進(こうしん)し、新陳代謝を活発にさせる効果があります。
また便秘が改善されることや、酸素がコラーゲンを生成する要素であるため美肌効果も期待できます。
そして体内の各種脂肪分解酵素リパーゼが一層活性化され、脂肪分解を亢進(こうしん)する効果もあります。
3 免疫力の向上
体内のミトコンドリアが増え、生命エネルギー(ATP)産生が亢進(こうしん)する為、体温が上昇し免疫力が上がりします。
また酸素濃度を上げるだけで、各種免疫物質(NK,IL-2,TNF)の増加するという研究結果もあります。
4 疲労回復
身体疲労の指標である、乳酸値、心拍数、血圧を下げる効果があります。
脳疲労の原因である酸素不足による脳神経の炎症を防ぎます。
また二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解にも役立ちます。

睡眠への効果

高濃度酸素の吸引後、就寝時の脳波の測定を行ったところ、
リラックス度を表すα波とまどろみ睡眠を表すθ波の増加が見られました。
このことから、就寝前の高酸素吸入は、覚醒から睡眠への移行がスムーズになり、
入眠には効果的であることが示唆されました。

高濃度酸素の安全性

高濃度酸素は、私たちが吸っている酸素の濃度を高くしただけでありもちろん安全です。
病院の酸素マスクなどでは医療行為としても使われています。
そして酸素を吸いすぎても体が酸化することはありません。